マーキュリー製薬の「花想容」(かようよう)は、植物由来の保湿成分を詰めこんだ美容液です。水分を補給すること、水分を逃がさないことに重点を置いた保湿力の高い化粧品です。
この記事では、「花想容」に含まれている成分とその効能、特に保湿が難しくなってくる30代・40代の利用者にしぼって口コミをご紹介します。
30代後半から乾燥肌になってゆく原因とは?
シミやしわ、毛穴のくすみ。アラフォーに近づくにつれ、水分量の低下による肌トラブルが増えてきます。
皮膚の外側には角層があり、角層は角質細胞が集まってできています。ところが、年齢を重ねるにつれ、細胞と細胞のスキマを埋めていた「細胞間脂質」が徐々に減少してゆきます。

古いレンガのように、細胞と細胞のあいだがスカスカになってゆくのです。このため、水分を長いあいだ留めることができなくなり、肌が乾燥しやすくなります。加齢による肌のかさつきは、程度の差こそあれ、誰にもやってくるものです。
「花想容」おもな保湿成分と、乾燥肌への効果は?
乾燥肌対策といったら、通常はコラーゲンやヒアルロン酸などの美容成分を想像します。ただ、「花想容」 はよくある化粧品とは異なり、東洋医学の思想に基づいた植物由来の成分を配合しています。
聞き覚えのない成分もあるので、 「花想容」 に含まれているおもな成分と、その効能をまとめました。
配合されている成分 | 期待できる効果 |
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サクラン(スイゼンジノリ多糖体) | ヒアルロン酸の5倍の保水力を持ち、軽度の皮膚の炎症を抑える |
ドクダミ水 | ニキビを防止して、肌のキメを整える |
ヨモギ水 | 抗炎症作用で肌のかゆみを抑え、血行促進作用で老廃物を体外へ出す |
コメ発酵エキス | 肌の水分の蒸発を防ぎ、みずみずしい素肌へ導く |
パイナップル果実エキス | 水分保持力を持つセラミドを、肌に補給する |
サクラ葉エキス | 皮膚のアレルギー反応を抑える |
イワヒバ | 保湿効果の高いトレハロースを多く含有している |
ビーツ根エキス | 抗酸化成分で、シミやニキビ跡の元となる活性酸素を抑える |
カンゾウ根エキス | メラノサイトに作用し、シミや色素沈着を起こすメラニンの生産を抑える |
ツボ草エキス | トリテルペノイド化合物を主成分とし、活性酸素によるしみやシワを抑える |
トウキンセンカ花エキス | カロチノイドやフラボノイドを多く含んでおり、皮膚の治癒力を高める |
主成分となっているのが、サクラン(スイゼンジノリ多糖体)という成分。これは、福岡県や熊本県の一部の地域でしか獲れない「水前寺海苔」から抽出した保湿成分です。
保湿ケアでよく耳にするヒアルロン酸は、肌の真皮で、水分保持機能によってハリや弾力を作り出し、表皮を内側から支える成分です。サクランには、このヒアルロン酸の5倍もの保湿力があると言われています。
「花想容」 の美容液『BEAUTY ESSENCE』(ビューティ・エッセンス)は、サクランで皮膚表面の乾燥を防ぎ、ドクダミエキスや米ぬかエキなどの保湿成分でうるおいを保ちます。
「花想容」の美容液 『BEAUTY ESSENCE』(ビューティ・エッセンス) は、乾燥肌に効果あり?30代・40代の口コミは?
アットコスメやECサイトから、30代・40代に限定して、おもな口コミをまとめました。

これ1本で化粧水と美容液を兼ねているので、お手入れがラクです。保存料・鉱物油などの化合物が入ってないのも嬉しいです。

ヒアルロン酸の5倍の保湿力に惹かれて使っています。とろりとした質感で、肌につけるとさっぱり。お肌にぐんぐん浸透し、保水力を実感できます。
レビューを見る限り、乾燥肌・普通肌の人は保湿力を実感しているようです。
ただし、 「花想容」 の美容液『BEAUTY ESSENCE』(ビューティ・エッセンス)には、界面活性剤が含まれています。
使用しているのはサボンソウとムクロジから抽出したエキスで、いずれも自然界にもともと存在する天然界面活性剤です。石油由来の合成界面活性剤に比べれば肌への負担が少ない成分ですが、敏感肌の人は使用頻度を減らして様子を見たほうがよいかもしれません。