肌荒れには鉄分が効く?女性も摂りたい亜鉛の効果とは?

肌荒れには鉄分が効く?女性も摂りたい亜鉛の効果とは?ヘム鉄、非ヘム鉄 肌荒れ
肌荒れ
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「鉄分が不足すると、貧血になりやすい」という話は、よく聞きます。しかし、意外なことに、鉄分は皮膚とも深い関係にあります。鉄分は、美容のためにも重要な役割をはたすのです。

不足するとシミやしわの原因にも? 肌荒れには鉄分が効く?

鉄は、赤血球の中にあるヘモグロビンの原料となるミネラルです。でも、ヘモグロビンの生成だけでなく、免疫機能やエネルギー代謝にも関わる成分なのです。おもな働きは、以下のとおり。

  • 赤血球の中にあるヘモグロビンを生成し、酸素を全身に運ぶ。
  • コラーゲンや皮膚や粘膜の合成にかかわる
  • 活性酸素を除去する酵素・カタラーゼを作る

ヘモグロビンは酸素を全身に運んだあと、体外へ排出されます。それだけでなく、代謝で生じた二酸化炭素(=老廃物)を肺まで運んでくれます。

このため、鉄分が不足すると酸素の運搬ができないばかりか、老廃物の二酸化炭素も回収できなくなります。このため、疲れだるさを感じたり、めまい頭痛などの症状が現われやすくなるのです。

たんぱく質はビタミンCと結びつくことで、コラーゲンを生成します。同じように、鉄分もコラーゲンの生成に欠かせない原料となります。

そして、シミやしわ。そもそもシミは、紫外線から肌を守ろうと、体内で活性酸素が発生することが原因です。活性酸素を抑えこむことができれば、シミも除去できます。

活性酸素を分解する力があるのが、カタラーゼという酵素です。体内でカタラーゼを作るのに必要なのが、鉄分なのです。

鉄分は、以下の食品に含まれます。

  • ヘム鉄(動物性食品)・・・レバーや赤身肉、カツオやマグロなど
  • 非ヘム鉄(植物性食品)・・・ほうれん草、ひじき、切り干し大根など

ヘム鉄のほうが吸収率が高いので、赤身肉やカツオなどから摂るのがおすすめ。非ヘム鉄の場合は、たんぱく質やビタミンCと一緒に摂ると、吸収率を高めることができます。


実は、肌荒れや乾燥にも影響していた? 女性も摂りたい亜鉛の効果とは?

亜鉛は、たんぱく質の合成に欠かせないミネラルです。味覚を正常に保ち、皮膚や髪のトラブルから私たちを守ってくれます。意外なことに、美肌を作るためにも重要な役割を担っています。

皮膚のいちばん上にある表皮には、肌の水分を維持する保湿作用があります。この表皮は、日々、少しずつ入れ替わっています。

基底層で生まれた角質細胞は分裂をくり返しながら、上の層に押し上げられてゆきます。角質層になったあと、最後には自然とはがれ落ちてゆきます。この肌細胞の一連のサイクルを、「ターンオーバー」と呼びます。

ターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)が正常に機能していれば、美しい肌を保つことができます。しかし、亜鉛が不足していると、肌細胞の分裂がうまくゆかなくなります。

すると、皮膚が固くなったり肌にうるおいがなくなったり、様々な肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。乾燥肌やニキビの原因となりかねないのです。

亜鉛は、牡蠣やウナギ、レバー、煮干し、パルメザンチーズなどに含まれます。

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