江戸時代から?うぐいすのふんの歴史は?代用となる洗顔料とは?

肌荒れ

うんちを顔につけるなんて!!

信じられないかもしれませんが、ほんの10年前まで「うぐいすのふん」は、“角質のとれる”洗顔料として販売されていました。

しかし、野生動物の保護を目的とするワシントン条約によって、希少動物の飼育が禁止され、うぐいすのふんも発売できなくなりました。

この記事では、うぐいすのふんが洗顔料として用いられるようになった歴史と、うぐいすのふんの“代用”となる洗顔料についてお伝えします。

江戸時代から?うぐいすのふんの歴史は?

江戸時代に成立した古典落語のひとつに、『紺屋高尾』(こんやたかお)という演目があります。染物屋の奉公人が吉原の遊女にひと目ぼれして、“高嶺の花”である彼女に会うために奮闘する・・・いわゆる「格差恋愛」の話ですが、この中に

汚れた手をうぐいすの糞(ふん)で洗う、という描写があります。

 

さかのぼること800年も昔。平安時代。

韓国から、生地の染料を“うぐいすのふんで、洗って落とす”文化が日本に入ってきます。最初のうちは絹織物の染料を落とすため、シミ抜きの目的でふんが用いられました。

やがて、江戸時代になると、芸者さんや歌舞伎役者が白粉(おしろい)を落とすときに、うぐいすのふんが使われるようになります。

うぐいすのふんにはタンパク質の酵素が含まれており、顔に塗ると角質層がやわらかくなります。美白効果によって肌のくすみが取れたり、肌のキメが細かくなることから、広く洗顔料として使われるようになったのです。

2013年頃までは、美容文化社さんより「うぐいすの粉」という商品が発売されており、黒ずみや乾燥に悩む女性たちに愛用されていました。

しかし、ワシントン条約の発効によって野鳥の飼育が規制されてしまったため、いまでは販売されていません。

販売終了?うぐいすの粉は通販で購入できる?

うぐいすの粉の成分とは?代用となる洗顔料はどれ?

「うぐいすの粉」には、リゾチームという加水分解酵素が含まれています。野鳥のうぐいすは腸が短いため、脱色作用・美白作用を残したまま排せつ物が出てきます。

しかし、いま流通している化粧品に含まれている塩化リゾチームは、ニワトリの卵白から精製されています。痰(たん)や膿(うみ)を分解する作用はありますが、くすみを取ったりシミを薄めるという成分ではありません。

 

かつて「うぐいすの粉」を販売していた美容文化社さんは、昔から日本に伝わる“自然化粧料”にこだわった製品づくりをしています。化学的に合成された成分をなるべく使わない、というスタイル。

この中で、「うぐいすの粉」に近い効能を期待できるのが、以下の2商品です。

「あずきの粉」・・・サポニンで血行促進、肌をワントーン明るく

小豆(あずき)の外皮に含まれるサポニンで角質をケアし、くすみを落とす洗顔パウダーです。いわゆる“スクラブ洗顔”です。

市販されている“スクラブ洗顔”の石鹸や洗顔フォームは、ピーリンク効果が強すぎて、危険を伴います。ピーリングジェルやピーリング石鹸は、“角質をはがしている気になって、ついつい使い過ぎてしまう”というデメリットがあるんですね。

私もニキビ跡がひどかったとき、オレンジ色のピーリング石鹸を使いすぎて、乾燥が激ヤバだったことがあります。

「あずきの粉」は洗顔料やぬかに“少量だけ”混ぜて使用するため、肌への負担を減らすメリットがあります。

「ぬかと袋」・・・米ぬかに含まれるビタミンBで、お肌つるつるに!

“ぬか袋にお湯を含ませて、お肌をなでる”という使い方をします。石鹸が使われるようになる明治初期までは、母娘に受け継がれてきた美容法。

乾燥肌・敏感肌の人にも負担が少なく、お化粧ノリも良くなります。

ただし、米ぬかはカビやすいので、保存はしっかりと!!

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