緑茶にはニキビ跡やシミを薄くする効果がある?パックにはデメリットも

ニキビ

緑茶は、飲むと美容に良いと言われています。ビタミンCが豊富で、抗酸化作用のあるカテキンが含まれているからです。また、飲むだけでなく、パックに使用しても美容効果が期待できるという声もあります。

本ページでは、緑茶に含まれている成分をご紹介し、パックが肌荒れに効果があるのかどうかも探ってゆきます。

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緑茶を飲む

緑茶には、美容によい成分がたくさん含まれています。緑茶に含まれている成分と効能について、順番に解説してゆきます。

ビタミンC・・・コラーゲンの合成をサポート

タンパク質に含まれるアミノ酸の一種・コラーゲンは、肌にハリや弾力を与えてくれます。ただし体外から摂り入れたコラーゲンは、分子構造が大きいため、いったんアミノ酸に分解されます。そして、必要に応じて再合成されます。

このとき、コラーゲンの合成をサポートするのが、ビタミンCなのです。

ところが、ビタミンCは体内で作れる栄養素ではありません。このため、食事でビタミンCを補充する必要があるのです。

緑茶に含まれるビタミンCは熱に強くて、80℃の加熱にも耐えられる性質があります。

コラーゲンが多く含まれる食品は、

① 動物性・・・鶏の皮、軟骨、手羽先、牛すじ

② 海洋性・・・ふかひれ、魚の皮、うなぎ

これらの食品と緑茶をいっしょに摂ると、コラーゲンの生成が促されます。これによってお肌がふっくらして、ニキビ跡の凹凸を目立ちにくくする効果が期待できます。

飲食物の中でも、 緑茶のビタミンC含有量は圧倒的な量です。

カテキン・・・抗酸化作用

カテキンは、ポリフェノールの一種でお茶の苦み成分でもあります。カテキンには、抗酸化作用があります。

紫外線をたくさん浴びたときにシミやしわの原因となるメラニンが生成されますが、カテキンにはこのメラニンを抑える作用があります。

また、カテキンには殺菌・抗菌作用もあります。ニキビの炎症を抑え、新たなニキビや吹き出物の発生を防いでくれます。

クロロフィル(葉緑素)・・・新陳代謝を促す

クロロフィルとは、緑色の植物に含まれる色素のことです。クロロフィルには、肌の生まれ変わりを促し、毛穴の引き締め効果もあります。

また、デトックス効果があり、腸の活動を正常化。腸が老廃物を排出するのを、防いでくれます。

効果的なお茶の淹れ方

お茶の種類により、成分の含有量が変わります。また、含まれている成分によって、溶けだす温度も違います。

一煎目と二煎目

使用する茶葉は、スーパーで購入できる普通のもので構いません。カテキンは、高い温度のほうが抽出されやすいので、80℃以上のお湯で淹れると良いでしょう。

最初に淹れたお茶を 一煎目(いっせんめ) 、その次に急須にお湯をそそいで淹れた茶を二煎目(にせんめ)・・・と呼びます。

カテキンは、 一煎目より二煎目のほうが多く含まれます。これに対し、ビタミンCは一煎目でほとんどの成分が出尽くします。

煎茶と玉露、ビタミンCを有効に抽出するには?

緑茶は栽培方法によって、呼び方が異なます。

① 煎茶(せんちゃ)・・・新芽が出てから摘み取るまで、ずっと日光にあてる。

② 玉露(ぎょくろ)・・・新芽が出てから、日光を遮って育てる。

ビタミンCの含油量は煎茶のほうが多いのですが、玉露のほうが抽出しやすくなっています。また、高級茶葉ほど低い温度で、高い割合のビタミンCを抽出できます。

安い煎茶を飲むときは、なるべく高い温度で、長い時間をかけて抽出することで、多くのビタミンCを得ることができます。

ホントに効果があるの?お茶を使った美容法

緑茶の美容効果に注目しているのは、私たちだけではありません。海外でも、美意識の高いセレブなどが緑茶を活用しています。

ここでは、緑茶パック、緑茶洗顔の方法をご紹介します。ただし、当サイトでは美容成分を外部から取りこむ方法には懐疑的です。

緑茶パック

必要なものは、緑茶の葉、小麦粉、水。

① 緑茶の葉をミキサー、またはすり鉢で粉末にする。

② 緑茶の粉末:小麦粉を1:2の割合で混ぜ、少しずつ水を加えながらペースト状にする。

③ 洗顔後の顔にうすく伸ばしながら塗る。

④ 5~10分たったら、ぬるま湯で洗い流す。

※パックをしたあと、一時的にはうるおうものの、時間が経つと乾燥がヒドい・・・そういう人は、もともと表皮が薄いか、肌の角質層が弱っている可能性があります。

また、小麦粉にアレルギーがある人は、このパックはできません。

緑茶洗顔

パックとは別に、『緑茶洗顔』という美容法があります。これは、洗顔の際にぬるま湯の代わりにお湯ですすぐ、というものです。

① 急須でお茶を入れ、冷ましておく。1番茶だと刺激が強すぎるため、2番茶を使用する。

② 2番茶を洗面器に入れ、ぬるま湯で2~3倍程度に薄める。

③ いつものように洗顔フォーム、石けんなどで顔の汚れを落とす。

④ 準備しておいたお茶で、顔をすすぐ。

⑤ 洗顔後はタオルでお茶を拭きとらず、自然乾燥させる。

※緑茶洗顔をすると、ピリピリした刺激を感じる人もいます。これは、後述するサポニンという成分のためです。

デメリットのほうが多し! パックは控えるべし!

まず、パックはどうしても洗い流すときに、皮膚の一部もはがしてしまいます。保湿のために必要な角質を取り除けば、お肌は乾燥しやすくなるだけです。

肌荒れ対策として“こすらない”“洗い過ぎない”は鉄則ですので、パックは控えたほうがよいです。

そして、もう一つ。緑茶には美容成分がたくさん含まれていますが、外部からどこまでお肌の奥に行き渡るのかは実証されていません。

サポニン・・・界面活性作用のマイナス面

緑茶には、サポニンという成分が含まれています。この成分には、皮脂や角栓を溶かして、洗い流す作用があります。いわば、角質をはがすピーリング効果があるのです。ところが、角質は本来は、肌表面の水分をキープするために必要です。

不要なぶんの角質は、ターンオーバーで自然にはがれます。

保湿に必要なぶんの角質まで取り除いてしまうと、乾燥しやすくなります。新たな肌トラブルを招きかねないのです。

ビタミンCは、外部から摂りこむのが難しい

ビタミンCは、分子構造がきわめて不安定です。また、水溶性のため、お肌に分泌された皮脂にはじかれてしまいます。

最近は、皮膚に浸透しやすいビタミンC誘導体という化合物が作られ、多くの化粧品で使われるようになりました。ただし、ビタミンC誘導体が肌のどの部分にまで浸透するか、確かな証明はなされていません。

お肌には、もともと、外部からの刺激物や細菌が侵入するのを防ぐバリア機能があります。侵入が難しいのは、ビタミンCなどの美容成分も同じです。もし、美容成分が簡単に肌の内部へ浸透できるなら、細菌やウィルスも侵入しやすいことになってしまいます。

外部から届けるパックより、飲んで直接取り入れたほうが、緑茶の美容成分は確実に作用します。