40代や50代になると肌のおとろえを感じ、シミやシワが気になり出す人も多いでしょう。
肌荒れに悩む40~50代にとって、試してみたいのが“美肌菌”に着目した美容液です。加齢とともに失われてゆく美肌菌をサポートしてくれる美容液をまとめました。
【美肌菌を増やす成分は?】なぜ、40代・50代になるとお肌が荒れる?
顔の皮膚表面には、約20種類・数百億個の皮膚常在菌(ひふ じょうざいきん)があります。このうち、肌の弱酸性を保ったり、悪玉菌の繁殖を抑えたりして、バリア機能を保護してくれるのが「美肌菌」(=表皮ブドウ球菌)です。
美肌菌は年齢とともに急激に減少し、40代になると20代のころの半分まで減ってしまうと言われています。
若いころは肌になじんだ美容液でも、40代になると肌荒れを止められないのは、美肌菌が減ってゆくからなんだね
【参照】「美肌菌」は年齢とともに急激に減少-TUMEMARKERS
美肌菌の栄養源となるのが、「乳酸菌」や「オリゴ糖」です。
【40代・50代におすすめ】美肌菌をサポートする美容液5選
「美肌菌」に着目し、特に40~50代におすすめの美容液をご紹介します。
【MEOTO】(メオト)ホワイトニング・パーフェクト・エッセンス
「MEOTO」のホワイトニング・パーフェクト・エッセンスは、肌に常在菌に着目したオールイン美容液。「ビフィズス菌」「ハス種子乳酸菌」といった美肌菌の栄養源となる成分を配合し、さらに肌荒れを防ぐグリチルリチン酸ジカリウムも配合されています。
有効成分 | 期待される美容効果 | 安全性 |
---|---|---|
ナイアシンアミド | メラニンの生成を抑え、シミやくすみを防ぐ | 〇 |
グリチルリチン酸ジカリウム | 皮脂による炎症をしずめる | 〇 |
配合量の多い成分 | 期待される美容効果 | 安全性 |
---|---|---|
ラカンセア発酵液(コメ) | 肌のキメを整える | 〇 |
コメヌカ抽出物加水分解液A | メラニンの生成を抑え、皮膚の乾燥を防ぐ | 〇 |
アルテミアエキス | 皮膚にうるおいを与え、お肌をなめらかにする | 〇 |
ユビデカレノン(コエンザイムQ10) | 肌荒れを防ぐ | 〇 |
カデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル | 皮膚を保護し、うるおいを与える | 〇 |
異性化糖 | 肌のケラチンと結合し、皮膚の水分を保つ | △ |
ツボクサエキス | 肌のキメを整える | △ |
ハス種子乳酸菌発酵液 | 皮膚にハリやツヤを与える | 〇 |
ビフィズス菌エキス | 肌のハリや弾力を保ち、皮膚の水分を保持する | 〇 |
ツボクサエキスは体質によっては、かゆみや赤みが出ることがあるので、パッチテストが必要です。
「MEOTO」のホワイトニング・パーフェクト・エッセンスはジェンダーレスを意識した美容液で、男女兼用ができます。マスクによる摩擦や刺激に考慮した成分を配合しているのもと特徴です。
「MEOTO」ホワイトニング・パーフェクト・エッセンス【美容液】ヒト乳酸菌エッセンス-ブラックペイント
「ブラックペイント」のヒト乳酸菌エッセンスは、ヒト由来の菌にこだわった美容液。お肌にいる菌にはたらきかけ、自活力(肌がみずから美しくなろうとするちから)でお肌を弱酸性に導きます。
成分名 | 期待される美容効果 | 安全性 |
---|---|---|
コメ発酵液 | 日やけによるシミ・そばかすを防ぐ | △ |
グリセリン | 皮膚にうるおいを与え、お肌をやわらかくする | 〇 |
乳酸桿菌(にゅうさん かんきん) | 皮膚の乾燥を防ぎ、バリア機能を向上させる | 〇 |
エンテロコッカスフェカリス | 肌に悪影響を及ぼす菌を抑える | △ |
加水分解酵母 | 肌にハリとうるおいを与える | 〇 |
ラフィノース(オリゴ糖) | メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ | 〇 |
ホホバ種子油 | お肌を保湿し、皮膚をなめらかにする | 〇 |
イランイラン花油 | 皮膚をすこやかに保つ | △ |
主成分であるコメ発酵液は、基本的には安全性に問題ありませんが、敏感肌や乾燥肌のひとには刺激となることがあります。
エンテロコッカス・フェカリスは通常の健康状態なら問題ありませんが、何らかの病気で免疫機能がっ弱っているときには皮膚刺激が起こる可能性があります。
「ブラックペイント」のヒト乳酸菌エッセンスは顔だけでなく、わきの下や髪の毛のケアにも使えます。ただ、体質によってかぶれやかゆみが出る可能性があるので、合わない場合は使用を控えてください。
ヒト乳酸菌エッセンス(美容液)-ブラックペイント【ビオニスト】バイオスキンエッセンス
「ビオニスト」のバイオスキンエッセンスは、美肌菌ケアのなかでもバイオ成分に着目した美容液。石油系界面活性剤やパラベンを使用しておらず、敏感肌のかたも使いやすい処方となっています。
成分 | 期待される美容効果 | 安全性 |
---|---|---|
水 | – | – |
乳酸桿菌(にゅうさん かんきん) | 皮膚の乾燥を防ぎ、バリア機能を向上させる | 〇 |
豆乳発酵液 | お肌にハリやツヤを与える | △ |
ペンチレングリコール | 皮膚の水分を保ち、お肌をやわらかくする | △ |
ヒアルロン酸 Na | お肌のうるおいを保ち、皮膚の乾燥を防ぐ | 〇 |
加水分解ヒア ルロン酸 | お肌にハリやツヤを与える | 〇 |
α グルカンオリゴンサッカリド | 肌荒れを防ぎ、皮膚常在菌を制御する | △ |
ヒト脂肪細胞順化培養液エキス | 皮膚の水分を保持し、肌にうるおいを与える | 〇 |
オリーブ果実 油 | 皮膚の乾燥を防ぎ、日やけを防ぐ | 〇 |
豆乳発酵液は、大豆から得た豆乳を乳酸菌で発酵させて得られる成分。年齢肌にハリや弾力をもたらす作用が期待されますが、大豆アレルギーや乾燥肌の人には刺激となる場合があります。
α グルカンオリゴンサッカリドはオリゴ糖の一種で、植物性の合成成分。皮膚の常在菌を制御する作用が期待されます。
【参照】日本化粧品技術者会誌
「ビオニスト」のバイオスキンエッセンスはなめらかに肌に伸び、敏感肌でも使いやすい美容液です。
Bionist(ビオニスト)バイオスキンエッセンス