30代・40代になると、あごや口の周りに吹き出物(=大人ニキビ)ができるようになります。
この記事では、あごや口周りの吹き出物の原因をひも解き、治すために気をつけたいこと、即効薬についてご紹介します。
どうして、あごに吹き出物ができる?
10代・20代の「思春期ニキビ」は、おでこや鼻の周りにできます。これは、おでこや鼻に皮脂腺がたくさんあり、成長ホルモンによって皮脂がたくさん分泌されるからです。
大人になってからあごや口の周りにできる吹き出物は、原因が異なります。
あごや口の周りは、皮脂が多いのに乾燥しやすい!
あごは顔のなかでも、汗腺(かんせん)が少ない箇所。汗をかくことによって乾燥を防ぐのが難しい場所なんです。
逆に、皮脂腺は数多くあります。あごや口周りが乾燥すると、肌は水分不足を補うために皮脂をたくさん分泌します。この皮脂が毛穴につまることで、吹き出物ができてしまうのです。
あごや口の周りは、雑菌がつきやすい!
ハックション!
くしゃみをすれば、思わず口を抑えてしまいます。食べたあと、何気なく口元をぬぐったりします。男性だったら、ヒゲを剃るためあごにカミソリの刃を当てます。
あごや口周りは、雑菌が入りやすい場所なのです。
生理前や閉経にむけた女性ホルモンの減少も、影響大!
女性の場合、ホルモンバランスの乱れも関係します。
生理前になると、女性ホルモンのひとつ、プロゲステロンが増えます。プロゲステロンは皮脂の分泌を盛んにするので、ニキビができやすくなります。
しわやたるみを増えやすいのも、エストロゲンの減少が関係しています。
40代のあご・口周りの吹き出物に即効性がある薬は?
年齢によって体の免疫力が低下するのは、誰にでもあること。ここでは、治療薬や化粧水をいくつかご紹介します。
治療薬なら、イハダの『アクネキュアクリーム』
抗炎症成分「イブプロフェンピコノール」が毛穴のつまりを解消し、殺菌成分「 イソプロピルメチルフェノール 」がアクネ菌を殺菌します。
油分が少なめで弱酸性で低刺激なのも、ポイントです。
【第2類医薬品】イハダ アクネキュアクリーム 26G ※セルフメディケーション税制対象商品化粧水なら、フタアミン『フタアミン in ローション』
弱酸性で、無香料の化粧水です。お化粧の下地として使えます。冬場など乾燥しやすい時期でも、長時間の“しっとり”をキープしてくれます。
見逃せないのが、エタノールを使用していないこと。敏感肌だと、エタノールのアルコール成分に反応してしまうことがありますが、そのリスクが抑えられます。
ムサシノ製薬 フタアミンhiローション 120ml【食生活とスキンケアの見直し】あごや口周りの吹き出物を抑えるために
30代・40代と年齢が進むにつれ、ホルモンバランスが変わり、体内で分泌される成分も変わってきます。生活習慣やスキンケアで気をつけたいポイントをまとめます。
まずは食生活から! ビタミンB2、大豆イソフラボンを摂ろう!
栄養バランスのとれた食事で、吹き出物ができにくい肌をめざします。積極的に食べたいのが、たんぱく質。新しい肌細胞のもととなる栄養素で、卵や豚肉などに多く含まれます。
また、 30代・40代になると、体内の酵素が減ってゆきます。
生理に悩む女性におすすめしたいのが、大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンは、女性ホルモン・ エストロゲンとよく似た化学構造をもっています。髪・肌のツヤやハリをキープしてくれます。豆腐や豆乳にふくまれています。
スキンケアのポイントは、洗い過ぎず、保湿はしっかり!
人間のカラダは、表皮の脂分(あぶらぶん)と水分をちょうどよい状態に保とうとします。脂分と水分がうすい膜を作り、バリアとなって、刺激や乾燥からお肌を守ってくれるのです。
皮脂は残し過ぎると“酸化”して肌トラブルの原因となりますが、落とし過ぎてもNGなのです。
洗顔で皮脂を落とし過ぎる ⇨ 肌を乾燥から守らなきゃ! ⇨ 皮脂を分泌 ⇨ 新たなニキビ
肌をゴシゴシこするような洗顔をしていると、保水力のある角質細胞も落としてしまいます。洗顔の際は、洗い過ぎないように心がけてください。
まとめ
・あごや口の周りにできる吹き出物は、乾燥やホルモンバランスの乱れが原因である
・ビタミンB2や発酵食品、豆腐や豆乳を食べよう
・スキンケアは洗い過ぎず保湿はしっかり