【中高生向け】ニキビがひどすぎて学校へ行きたくない!どうすればいいの?

ニキビ(尋常性ざそう)
ニキビ(尋常性ざそう)
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ニキビのせいで、こんなお悩みを抱える中高生のかたはいませんか?

・友だちの顔を見て話せない

・男子(または女子)に顔を見られたくない

・誰かがひそひそ話をしていると、“自分の顔のこと”を話しているような気がする

・鏡を見ると、泣きそうになる

その気持ち、よくわかります。わたし自身も、みなさんが体験している“地獄”を味わってきたからです。ニキビがひどすぎて、中学校や高校に通いたくない。こんなとき、どうしたらいいのでしょうか?

NG行為とは?【対処を間違えなければ,思春期ニキビは消える!】

結論からいうと、中学や高校のころにできる「思春期ニキビ」は、二十歳前後になると自然とできなくなります。

「思春期ニキビ」は子供から大人へ成長するなか、皮脂が過剰分泌されるために起こります。大人になってホルモンバランスが安定すると、ニキビもできにくくなるのです。

中学や高校のクラスが、“世界のすべて”ではありません。大学、社会人となった時に、ニキビに悩まされないようなお肌にすることが大切です

残念ながら、いきなり明日からキレイなお肌にすることは無理です。ホルモンの安定化を待ち、食生活を見直しながら、少しずつニキビが収まるのを待ちます。

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いまは辛いかもしれませんが、希望を持ってください。

 

ただし! 中学や高校のころに対処を間違ってしまうと、一生残るようなニキビ跡ができてしまいます。やってはいけないNG行為は以下の通り。

  • ニキビをつぶしてしまうこと
  • 日焼けで隠そうとしてしまうこと
  • ニキビ化粧品に頼ってしまうこと
  • 砂糖を中心とした食生活(菓子パン・ジュースはダメ、たんぱく質を多めに摂る)

特に、ニキビをつぶすのは絶対にやめてください。

肌の浅い部分、表皮に痕(あと)が残るぶんには、“ターンオーバー”で薄まってゆきます。何度も何度も肌細胞が入れ替わってゆくうち、肉眼では気づかないほど目立たなくなるのです。

ところが、ニキビをつぶして膿(うみ)を出すと、雑菌が入って炎症が起こります。皮膚の深い部分(=真皮)まで傷つき、“ターンオーバー”で解決できないほど、深い痕が残ってしまうのです。

 

同じ理由で、日焼けもダメです。

日焼けはヤケドと一緒。肌の深い部分まで傷ついて、ニキビ跡が残る原因となります。

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ネットは嘘ばかり?中高生のときにニキビ化粧品は必要ない?

わたしが若い頃は、「思春期ニキビ」にどう対処していいか、教えてくれる人はいませんでした。それに比べれば、いまはネットは情報があふれています。ニキビに関するサイトも存在し、有益な情報を得ることができます。

 

ところが! 中にはお金もうけのため、本来なら中高生が使うべきではないニキビ化粧品を平気ですすめているサイトもあります。

これは、「中学生 化粧水」でGoogle検索をかけ、上位表示されるサイトを閲覧したときのことです。そのサイトは企業が運営しており、“皮膚科医の監修”もついていました。

驚いたことに、本来なら30代~40代になってから使うべき化粧水が紹介されていたのです。その化粧水には“界面活性剤”(かいめんかっせいざい)という、強めの洗浄成分が配合されています。肌のバリア機能が衰え始めた30代が使うならまだしも、10代には早すぎます。

人間の角質細胞には、肌表面の脂分(あぶらぶん)と水分のバランスを調整し、乾燥から肌を守るすばらしい機能が備わっています

しかし、20代後半、30代、40代とすすむにつれ、セラミドという天然の保湿成分がどんどん減ってゆき、お肌を乾燥から守るのが難しくなってゆきます。

自分のカラダだけで保湿できなくなったとき、初めてニキビ化粧水を使えばよいのです。

特に、プロアクティブなど洗浄成分の強すぎる洗顔フォームで、1日に何回も顔を洗っている人は要注意です!

10代のうちから強力なニキビ化粧品に頼ってしまうと、もともと人間が持つ“バリア機能”を壊すことになります。ちょっとしたストレスや食生活の乱れからニキビができやすくなり、「大人ニキビ」に悩まされる可能性が高くなるのです。

“角質細胞をはがし過ぎない”。ニキビと闘う上で、ものすごく大切な考え方です。

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赤ニキビが化膿して痛いなら、皮膚科でディフェリンゲルを処方してもらおう

もし、赤ニキビが大きくなって痛いときも、自分でつぶしてはダメです。市販薬を安易に使ってはダメです。ニキビ薬によっては肌のバリア機能を弱め、痕(あと)が残ってしまう可能性があるからです。

効き目が高い薬はニキビの炎症をおさえてくれると同時に、皮膚の表面にもダメージを与えます。角質を必要以上にはがしたり、皮膚の常在菌のバランスを壊したり・・・ともかくコントロールが難しいのです。

皮膚科にゆけば、ニキビ治療薬「ディフェリンゲル」を処方してもらえます。

ディフェリンゲルは2008年に認可された保険適用のニキビ治療薬。私が若い頃にはなかった薬で、「ディフェリンゲルのおかげで救われた」という声もよく聞きます。

(⇦ ディフェリンゲルは市販されていません。病院にゆかないと処方してもらえません)

お医者さんに顔をまじまじ見られるなんて、恥ずかしいわ

私は、中高生の頃にニキビを潰し、強すぎる洗顔フォームを毎日のように使っていました。その結果、大人になってからもニキビ跡に悩まされ、苦しい思いをしてきました。

皮膚科の先生の指導のもと、お肌にあったニキビ治療薬を使ったほうが、あとあと苦しまずに済みます。

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